パスをするにしても単純に相手がいないフリーのパスだけではなく、中盤となれば常に相手とのマッチアップからのパスとなり取られないドリブルというのが重要となります。
その取られないドリブル(運ぶドリブル)や抜くドリブルの際に最も使うのがターンです。
ターンを素早くすることで相手の逆を付き、スピードアップを行うことで抜き去ることが可能となります。
このターンが素早ければ素早いほど相手の逆を突いた後の動作の質がぐっと上がるわけです。
そこで今回は誰でも楽しく出来る素早いターンの練習メニューをご紹介したいと思います。
事前準備
- 基本的なルールは、マーカーを使った2人1組の鬼ごっこです。
- コートは、マーカーを1組につき4つ用意します。(マーカーが足りない場合はコーンやラインを引くことで代用出来ます)
- マーカーは「逃げる側スタート位置」「ターン位置」「ゴール位置」「追う側スタート位置」に分けて設置します。
- 片方がボールを持ち笛の合図で上記画像の青マーカーの所まで行き、メニューによってのアクションを行いディフェンスに捕まらないようにゴールラインを過ぎれば逃げる側の勝ちとなります。ディフェンス側は笛の合図で捕まえに行きます。
- 年齢や足の速さによってディフェンスからターンを行う青いマーカーの距離を適時調整します。
練習方法
マーカーを回る
- 逃げる側は最初からボールを持ちます。
- 笛の合図と共に上記画像の青いマーカーを回りゴールへ向かいます。
- 回り方はアウトサイドやインサイドといった形で指定すると色々なターンの練習となります。
ボールを置いてのターン
- 逃げる側はターンを行う青いマーカーの側にボールを設置します。
- 笛の合図と共にターンを行いゴールへ向かいます。
- ターンの仕方は足の裏・クライフターン・アウトサイドのターン・インサイドのターンといった形で試合でよく使うターンを指定します。
メリット
一番のメリットは盛り上がれることです。
似たようなウォーミングアップのメニューとしてジャンケンで負けたほうが勝ったほうを追いかけるというものがありますが、これはボールを使った応用です。
鬼ごっこ要素が強く簡単で勝敗がはっきりしているため誰もが楽しめます。
また、笛の合図で動くという瞬発力及び集中力も向上します。
そして何よりサッカー的メリットとして上げられるは素早いターンの練習です。
どうしても子供達は競争でしか集中して出来ないのでこの練習を行うことで素早いターンを自然と学ぶことが出来ます。
終わりに
本気になって練習出来るメニューというものは、子供のうちはやっていて楽しいということが根底としてあります。
アイスブレイク的要素が強いこのメニューを通じてターンやコミュニケーションアップを図ってみてはいかがでしょうか。
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