しっぽ取りゲームで楽しくアジリティー強化 - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2017年8月17日木曜日

しっぽ取りゲームで楽しくアジリティー強化

幼児や小学校低学年の練習は楽しくなければ直ぐに飽きてしまい、喧嘩や砂いじり、そしてよそ見などが始まり練習どころではありません。
また、この年代は習い事を初めて行う子が多く活発でない子は戸惑い親元から離れようとしない光景もしばし見られます。

特に練習が開始直後のウォーミングアップ時は気持ちの切り替えが出来てないため大変です。

そんな状態でアジリティー強化!といってラダートレーニングを行っても効果は半減。

そこで今回ご紹介するのが幼児や低学年の子供達に最適なウォーミングアップ「しっぽ取りゲーム」をご紹介します。

しっぽとりゲームとは

しっぽとりゲームは、その名のごとくズボンにしっぽとなる物を付け取り合う鬼ごっこの事を言います。
保育園や幼稚園でよく行われるお遊戯ですね。

言い方は様々で、「しっぽとり」「しっぽとり鬼」「しっぽ鬼」などです。

基本鬼ごっこなので尻尾を取る側と尻尾を守る側に別れるのですが、アレンジ次第ではチーム戦にも出来るし毎回行っても飽きのこない遊びです。

サッカーのウォーミングアップでは、どこのチームでも置いてあるビブスをしっぽと見立て行います。

下記の動画をご覧になればイメージは付くと思います。

しっぽとりのルール

しっぽとりをよりサッカーの動きに近づけるためにいくつかルールに工夫をします。

  1. マーカーなどで10m×10m程度のグリッドの中で行う
  2. グリッドの外へ出たらダメにする
  3. 取られたらグリッドの外にでる
  4. コーチも中へ入り一緒に行う

範囲を決めることでコートのエリアを意識させるのがポイントです。

しっぽとりのメリット

しっぽとりの動きをただの遊びと思ってしまうのは大間違いです。
鬼ごっこの特性上、様々なサッカーへ通じる要素が含まれています。

アジリティの向上

しっぽを取る、しっぽを取られないように逃げると言った動作には「止まる」「騙す」「交わす」といったことをしなければいけません。

そういった動作全てがアジリティーの強化に繋がります。

体の使い方の基礎を学べる

しっぽを取られないように動くということは、相手からしっぽを隠さなければいけません。
しっぽを隠すということは、追ってくる相手と向き合うことなり、その正面を向いた駆け引きがそのままサッカーの1対1の基礎となる動きと繋がります。

視野が広くなる

複数人で行うため一人だけに集中して追いかける、逃げるといったことをしたら他の子にしっぽを取られてしまいます。

人より多く取るには取られないように常に周囲を気にかけなければいけません。
この動作が自然と出来るようになっていきます。

声がけのポイント

様々なメリットをご紹介したのですが、自然とそれらに気が付き意識して行えれば良いかもしれませんが、なかなか幼児達は動いてくれません。

そこで大事なのが声がけです。

最初は自由にやらせ、次にヒントを教えて動かすと行った形です。

声がけのポイントは

  • 相手に背中を向けるとしっぽを直ぐ取られる
  • 周りを見なければ直ぐに取られる
  • 相手を騙してしっぽを取ろう!それには体を左右に振ってみよう

勝つためになら普段話しを聞かないよう子も聞いてくれるようになります。
何より楽しいですからね(笑)

終わりに

いかがでしたでしょうか?
しっぽとりの最大のメリットは楽しいということです。

楽しければ始めてきた子でも、しっぽとりをきっかけにサッカーの練習に入っていけるようになります。

是非、チームのウォーミングアップにいれてみてはどうでしょうか?
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