しっぽ取りでアジリティーとボールフィーリングを同時に鍛えるメニュー - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2020年4月16日木曜日

しっぽ取りでアジリティーとボールフィーリングを同時に鍛えるメニュー

小学生の一回の練習時間は、理想としては45分間とJFAから推奨とされているみたいですが、実際のところは土日に2~3時間のチームがほとんどではないでしょうか?

この時間が多いのか少ないかは人それぞれ違うのかなとは思いますが、多くとも少なくとも練習時間の拘束時間は抑えた方が練習の精度はアップすることは誰もが認める事実であります。

各学年により、行いたい練習は違ってくるかとは思うのですが、MTM(Match Training Match)サイクルを回すには1日の練習の大枠として以下の練習が一般的ではないでしょうか。

  1. ウォーミングアップ
  2. トレーニング
  3. ゲーム

理想としては最初にゲームを入れてその日のうちに課題をみつけ練習に落とし込むというやり方だとは思うのですが、最初の試合で課題がたくさんありすぎて次の練習に対しテーマが絞れなかったりなど、そこまで臨機応変に練習メニューを構築するのは難しいのが現実です。

よってだいたいの方は、中長期を視野にしたMTMを実施していることでしょう。

MTMをやる上でもジュニア世代では継続的に行わければならないのがボールフィーリングとサッカーを楽しむことと言われております。

そこで、今回は楽しい代表格である鬼ごっこの延長のしっぽ取りでアジリティーとボールフィーリングを同時に鍛えるメニューをご紹介したいと思います。

練習メニュー

事前準備

  1. 事前準備として、上記画像のようにグリッドを作り、両脇にコーンを並べます。
  2. 逃げる人と鬼の人の割合が3:1くらいになるように人数配分を行います。(人数次第でコーンの並べる箇所を増やしたり、グリッドを狭くしたりして調整を行います。
  3. 逃げる人はビブスをしっぽとしてつけます。鬼は何もつけません。

基本ルール

  1. 鬼にしっぽを取られたら近くのコーンを回ってまた戻ります。
  2. 鬼は取ったしっぽをつけて逃げる人へ交代します。
  3. 戻ってきた人は鬼となり中の人を追いかけます。
  4. これを3~5分続けます。

基本指導ポイント

  1. 鬼も逃げる人もただダッシュで逃げるのではなく、周りを確認して追うと見せかけて別の人を狙ったり、絶えず駆け引きを行うようにしよう。
  2. 逃げる人は体の向きを意識しよう。
  3. コーンを回るときは出来るだけ早く戻ってしっぽを取りに行こう。

基本効果

  1. ストップ動作によるターン動作の向上
  2. 視野を広げる
  3. 駆け引きによる判断能力の向上

しっぽ取り(ボール無し)

上記、事前準備と基本ルールをベースとした形でボール無しで行います。
アレンジ方法としては、コーンの回り方を以下のような形で変更します。

  1. サイドステップのジグザグ
  2. サイドステップのジグザグ(後ろ向き)
  3. 片足ケンケン
  4. 腰をあげてのハイハイ

こうすることで普段のウォーミングアップのステップ動作を楽しく入れることが可能となります。

しっぽ取り(ボールあり)

基本ルールは一緒ですが、これをボールを持って行うようにします。
ボールを持つことでボールフィーリング能力の向上が見込めます。

アレンジ方法としては、コーンの回り方や扱うボール方法を以下のように指定します。

  1. アウトサイドのみ
  2. 片足のみ(右・左)
  3. 足裏のみ(主にロール)

ボールを扱うとボールしか見なくなりがちですが、それだと尻尾を取れないので自然とボールを扱ったときの視野が広がっていきます。

終わりに

今回ご紹介したメニューは、最初のアイスブレイクやウォーミングアップで合わせてボールフィーリングまで行うことが可能です。

楽しいこと間違いなしなので是非チームに取り入れてみてください。
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