社会はテレワークの推進などを行い、人と人との接触を減らすため不要不急の外出を抑えるように進めていっております。また、学校でも同じようにZoomなどを使ったWebでの遠隔授業が今後導入されることとなりそうです。
世の中は存続のため工夫し徐々にこの状態に適用していっておりますが、ジュニアサッカーの活動においても何かをしなければずっとこのまま自粛のみとなってしまいます。
グランドを保持しているクラブチームなどは、普通にこの状態でも練習をし活動を行っているチームもあるかもしれませんが、街サッカークラブでは学校のグランドを借りているチームが大半を締めていると思いますので場所がありません。(そもそもこの状態で密となる活動を続けていいわけないのですが)
この状態が続くと子供達の成長する貴重な時間はどんどん失ってしまいます。
意識が高い子達は、親も意識が高いので各自で様々な工夫をしながら練習をしていくと思うのですが、街サッカークラブには様々な子が集まり誰もが自主練習をするかと言えば違うと思います。(テレビゲームは自らするけど勉強はしない状況と似ております。大事なのは環境です。)
このままだと活動が開始された時にどれほどの子供達が戻ってくるかわかりませんし、もし本気でサッカーをやりたかった子供達の将来へ影響してしまいます。
そこで少しでもこの状況下でサッカーに関係する場を子供達に提供するために、今回は街サッカークラブでも出来そうなチーム活動をご紹介していきたいと思います。
街サッカークラブに集まる子
街サッカークラブに集まる子は、サッカーを習い始めた子からJ下部などのクラブチーム入れるくらいの実力がある子など様々な子達が集まる場です。
そのため、子供達のサッカーへの取り組みの意識としてはおおよそ以下のパターンに分類されるのではないでしょうか。
- サッカーをやりたいのにやり方がわからない(環境がない等)
- サッカーはやってもやらなくてもどちらでも良い
- サッカーには興味がない(親にやらされている)
- サッカーがうまくなりたい
活動案
前提条件の元、いくつかの案を記載してみました。
前提条件
- 親子もしくは個人で行うことが出来る内容
- 場所を取らず誰でも出来る内容
- スマホかパソコンが使える環境を保持している
この状況で3密(密閉・密集・密接)になるような状況は基本論外ですね。
意識が高い子向けの活動
今やドリブルデザイナーと言えば誰もが知っている人、岡部将和さんです。
その方が新型コロナウイルスの状況を見て新規に開始したオンライントレーニングサービスが「日本サッカーオンラインアカデミー」です。
内容はこちらです。
ただし、条件の一部で「自ら学び、成長する意識のある人(年齢性別問わず)」と記載されております。
意識が高い子向けのまさに最高峰のオンライントレーニング教室ですね。
内容はこちらです。
- ZOOMオンライントレーニング
- 《実技トレーニング》
- 《講義:ドリブル理論》
- 《講義:ドリブル理論》
- 《講義:実戦編》
- 《イマジネーショントレーニング》
- 《ZOOMオフ会》
- 情報配信
- 《限定スキルアップ記事》
- 《限定秘密の話》
- リアルイベント
意識が高い子向けのまさに最高峰のオンライントレーニング教室ですね。
自主練習チャレンジ
チームメンバーそれぞれ自主練習をした動画をそれぞれLINEなどの連絡用のコミュニティに載せます。全く知らない子の自主練習動画を見てもなかなか意識が高くないと響かないのですが、短なか子が頑張っている動画は触発される確率が高くなります。
自主練習の種類は何でも良いと思います。
よくあるのがリフティングやボールタッチ、コーンドリブル、体幹トレーニングなどですね。
この時期に伸ばす要素としては個人技術だと思うので、それぞれが好きなこと見せれば良いと思います。
ちなみにこちらが堂安律選手を輩出した西宮サッカースクールの自主練習動画です。
強制力を高めたいのならリレー形式で指名していくと良いかもしれませんが、中には自分の技術が恥ずかしい子もいるかもしれないので、子供達の意思を尊重したほうが良いかもしれません。
尚、自主練習に使えそうな記事はこちらです。
コーチからの課題
自主練習は子供達がそれぞれの思いで動くため、その年代で適した内容ではない練習になるかもしれません。
そこでコーチがポイントを絞った形で何かをやってもらうという方法です。
この方法は、真面目に取り組んでくれれば思い通りの効果が出てくれるかもしれませんが、教材選びや自主性というのが大事な自主練習に大人が干渉してしまうため、街サッカークラブにはあまり適さないかもしれません。
ちなみにクラブチームである千葉県市川市で活動するFC市川GUNNERS(ガナーズ)は、無料のグループコミュニケーションアプリ『BAND』を有効活用し、強化に役立てているみたいです。
ここまで出来るとプロコーチが教えるサッカークラブという他チームとの差別化が出来ていいですよね。
ここまで出来るとプロコーチが教えるサッカークラブという他チームとの差別化が出来ていいですよね。
JFAチャレンジゲーム スペシャルステージ
JFAは新型コロナウイルス対策で外出自粛になっている状況に伴い、今こそ個人のスキルを伸ばすべく「JFAチャレンジゲーム」などの動画配信など提供しておりましたが、5月1日(金)よりJFAチャレンジゲームの特別検定「JFAチャレンジゲーム スペシャルステージ」を実施されました。
これは、ブロンズ・シルバー・ゴールドといった形でそれぞれチャレンジをTwitter上に投稿し、JFAに申し込みをするだけで抽選で各チャレンジ毎100名にプレゼントが当たるというもの。
JFAが開催しているだけにフォロワーを増やすためだけの詐欺まがいのものではないので安心して登録することが可能です。
また、難易度も小学生の高学年ならゴールドまで1ヶ月もあれば可能だと思います。(低学年ならシルバーも1ヶ月あればだいたいは出来そうです)
プレゼントも豪華ですね。
- ゴールド:日本代表レプリカユニフォーム(希望の背番号・名前入り)
- シルバー:ボール「TSUBASA」(サッカー4・5号球/フットサル3・4号球)
- ブロンズ:シューズケース等
また、TSUBASAボールは画像はなかったのですが、おそらくJFA検定級が当たるともらえると思います。こちらも約5,000円相当のものですし、何よりかっこいいですね。
こういった皆が共通して取り組める内容も大事ですね。
誰が最初に出来たか競争するのも良いと思います。
運営するポイント
適切なフィードバック
当たり前ですが、ただ一方的にやれと言われて素直にやる子は全体の僅かだと思います。
理由は明確で、やったこと・出来たこと・駄目だったことに対するリアクションが無いからです。
子供達が頑張った内容に対しては適切なアドバイスと評価(承認)を行うことが大切です。
上記の動画のように出来たら素晴らしいですね。
べき論ではない興味を引ける内容に
親を通して子供達に内容を伝えることとなると思いますが、親のフィルター無しにそのまま子供に見せれるように工夫すべきです。
親のフィルターが入るとどうしても宿題ややらされ感が出てしまうので、コーチからの文章や動画メッセージで伝えたほうがより伝わりやすくなります。(親も噛み砕いて子供に伝える必要がないので簡単です)
ツールを駆使する
実際に合うことが出来ないので必然的にITツールを駆使することとなります。
その中で一番ハードルが低いのがLINEですね。
ほとんどの街サッカークラブは手軽なLINEを利用されているのではないでしょうか。
LINEは手軽な反面人数が多くなればなるほど流れていってしまう点が問題です。
そこで、おすすめなのはBANDというアプリです。
初回アプリ登録が少しハードルが高いのですが、入れた後はチームとして簡単にスケジュールや動画などを登録することが出来ます。
これを気に移行してみても良いかもしれません。
まとめ
コーチ達の自宅待機といっても大人なので遊んではいられず日々仕事や子育て、家事に追われてなかなかサッカークラブに時間を取られないのが現状です。
まずは宿題とするとハードルがあがってしまうので、こんな動画あるよ?という紹介でも良いので試しに動いてみてはいかがでしょうか。
そして、徐々にそこから自主練習が普通になるような雰囲気をチーム内で出せていければそれだけでも将来良い結果に結びついていくのではないかなと思っております。
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