小学校も当面は分散登校などコロナ対策が行われる中、子供達のサッカーも解禁されました。コロナが猛威をふるい始めたのが2月~3月頃ですから、子供達は3ヶ月くらい運動が制限されている状態ですよね。
子供達の意識や環境次第ではありますが、この自粛期間運動をしていた子も居ればずっと家でゲームをしてきた子もいたりと様々だと思います。
今回はその状況下において、自粛期間解除直後の練習について記載したいと思います。
自粛期間後の子供達の状態
子供達は一般的には自粛期間が長くなることによって以下の状態となると言われております。
- 運動不足による体力の低下
- 運動不足や間食のとりすぎによる体重の増加
- ストレスによる体調不良
このあたりは知識が無くとも予想は出来る範囲ではありますが、もう少しスポーツとしての観点の場合、体力の低下とは以下のような状態となります。
- スプリント能力の低下
- 筋力の低下
- 持久力の低下
特に一番低下する部分は、持久力の低下で、マラソンのような持久力ではなく、ダッシュを何本も出来るようになる回復力の部分です。
自粛後の練習
持久力が落ちている状態ですので「練習時間」「練習の強度」「休憩時間」に気をつけなければいけません。
- 練習時間はいつもより短く
- 練習の強度は少ない運動量から始める
- 休憩時間は長めに取る
持久力が落ちているからと言って、フィジカルトレーニングを多くするのは違います。
小学生年代は動きづくりを行うことが推奨とされているので、大会からの逆算での守備トレーニングなどではなく、急がずに技術系のトレーニングをしながら体力を戻していくことが良いと思います。
それにより怪我の防止にもなります。
それにより怪我の防止にもなります。
具体的には以下となります。
- 段階Ⅰ
- ボールワーク系多めのゲーム形式少なめ(鬼ごっこなどを含む)
- 段階Ⅱ
- ボールワーク系とゲーム形式が半々(鬼ごっこなどを含む)
- 段階Ⅲ
- ボールワーク系少なめゲーム形式多め(鬼ごっこなどを含む)
まずはボール感覚を取り戻すことから始め、徐々に強度を増やしていく形です。
具体的なスケジュール
週 | 強度 | 練習内容 |
---|---|---|
1週目 | 50% 話をしながらでも出来る強度 |
|
2週目 | 70-80% きついと感じない強度 |
|
3週目 | 90% 徐々に最大まで |
|
4週目 | 100% 週に1試合 |
試合 |
ポイントとしては段階的に負荷を上げていくことが重要です。
コンディションの回復具合は個別でも違ってくるため、基本的にはあまり上がってこない子が遅れないように注意をしつつ強度を上げていく方向が良いと思われます。
また、緊急事態宣言が終わったからと言って第2波が来ることが想定されているので、自粛機関の自主練習に繋がるような取り組みもした方が良いでしょう。
終わりに
以上、色々書きましたが基本的な内容はJFAが提供している動画を見ることをおすすめします。
社会は新しい生活様式が推進されていくとされ、サッカーも今までのような形には数ヶ月、数年はならない可能性があります。
命を最優先とし、出来ることから臨機応変にやっていきたいですね。
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