難しい説明は不要!低学年でも顔を上げて細かいドリブルが出来るようになる混雑ドリブル - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2017年8月28日月曜日

難しい説明は不要!低学年でも顔を上げて細かいドリブルが出来るようになる混雑ドリブル

サッカーのドリブル練習と言うとマーカーやコーンを使ったドリブル練習や、一直線に並んでのドリブル、または各ターンの練習やフェイントの練習を思い浮かべるかもしれません。

これらのようなドリル的な練習は多大な効果が得られるのでとても良いと思います。

しかし、この練習は試合を意識しながらやらなければ効果は半減してしまいます。
ましてや集中力や理解力がまだ成長していない小学校低学年や幼児の子供達に教えるにはなかなか難しいのが現実です。

特に何と言ってもそれらの練習は「楽しくない!
楽しくなければ続かないのが子供です。

そこで、小学校低学年でも出来る混雑ドリブルのやり方についてご紹介したいと思います。

練習方法

マーカーやコーンを使い、四角い枠(グリッド)を作ります。
この枠の大きさは、人数によって異なるのですが、3~4人の場合はセンターサークル位の広さ、大人数になればゴールエリア程度の広さで十分です。
ポイントは、少しドリブルをしたら相手とぶつかってしまう位の大きさで行うことです。

  1. エリア内で相手にぶつからないようにドリブルをします
  2. 笛の回数に合わせて鳴ったら決められた動作を行います。例:
    • 1回:右足で止まって周りを見る
    • 2回:左足で止まって周りを見る
    • 3回:ボールに座る

練習効果

  1. 細かいドリブルが可能になる
  2. ボールタッチが柔らかくなる
  3. 顔を上げたドリブルが可能となる
  4. 首を振る癖がつけれる
マーカードリブルもドリブルの良い練習となるのですが、止まったマーカーをただ交わすという作業は試合ではほぼありえません。
より実戦向きにしたのがこの練習であります。

人にぶつからないようにするには周りを見る他ありません。
また、ドリブルが大きいと笛の合図と共にアクションをするには常にボールは足元に無ければ動くことができないことを体系的に学ぶことができます。

単調な練習ではなくゲーム性があるので飽きが来ないのも効果を高める要因の1つと上げられます。

指導ポイント

ただ、ぶつからないようにドリブルしてと言っても意識はぶつからない事だけにいってしまいます。
また、低学年の子供達に行わせると、ボールしか見てなく興奮しドリブルが大きくなりがちです。
そこでこの練習の最大限の効果が出るように以下の声掛けを行います。

  • 細かく何回もボールにさわって
  • たくさん触れば触るほどうまくなる
  • 広い場所を探して。そうすればぶつからないよ
  • 急いでドリブルをすると直ぐに止まれないよ

応用

ここまでご紹介したのは、幼児向けの練習といったところでしょう。
しかし、この練習の良い所は色々なアレンジの仕方があり、レベルに応じた練習ができるということです。

片足のみのドリブル

同じくエリア内でドリブルしますが、必ず片足のみという制限をつけます。
これにより小学生が苦手なアウトサイドのターンなどを使うようになり片足での細かいステップが上達します。

スピードアップ

最初はゆっくりで良いのですが、慣れてきたら少しスピードアップさせてドリブルを行います。

これによりスピードの緩急や、速いドリブルの中で周りを見る癖を付けさせます。

ゆっくり、早く、ゆっくり、早くといった感じに笛の音で合図するなどが効果的です。

交わす時にフェイント

相手とぶつかりそうになった時、フェイントを入れて交わす練習です。
交わすということは、交わして向かう場所にスペースが無ければいけません。

また、状況により出来るフェイントも変わってきます。

少し広ければルーレット系のフェイントでも構わないのですが、狭ければ足元から離れるフェイントは出来ません。

そういった状況判断の練習にもなります。

相手のボールを触る勝負

ゲーム的要素も組み合わせても良いでしょう。
例えば、相手にぶつかるなといったルールから、相手に触られないように相手のボールを触った数で勝負などすると盛り上がります。

また、この練習によりボールの持ち方も変わってきます。
常に相手を意識しないとボールに触れられてしまいますからね。

笛が鳴ったら遠いマーカーを回ってくる競争

エリアの外にコーンを置き、笛の合図と共にその場の位置から一番遠いコーンを回って戻ってきた順位を競うというものです。

常に周囲を観ていなければいけない点と、どこが最短距離の位置にいられるかという状況判断が養えます。

大抵ズルをしますが(笑)

終わりに

たったこれだけの用意で色々なアレンジができる練習が混雑ドリブルです。
これを発展させていくことでフリードリブルへと移行も出来ます。

各年代に合わせて出来るメニューなので是非ウォーミングアップ後のボールタッチのメニューに組み入れてみてはいかがでしょうか?
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