低学年でもフリードリブルで練習!目指せドリブラー - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2017年3月8日水曜日

低学年でもフリードリブルで練習!目指せドリブラー

最近は、昔と違い小学生のようなプレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジ世代では、組織的な練習と言われているチーム内での守備のルールや攻撃の際の決まりごと(~をしたら周りは必ず~をする)といった精度を高める練習より個を鍛える練習が良いとされております。

特にこの世代で発達するのは神経系と一般的に言われており、そこを重点的に鍛えると良いとされています。
ことサッカーではその動きというのがドリブルであり、神経系の能力向上に合わせてどんどん上手になっていくため、この世代で教えることが効率的であり将来につながるため、低学年ではドリブルを中心に教える傾向が強いそうです。

こういった指導方針に対し、

ドリブルだけをする選手は視野が狭くなる

と言った批判が出るのですが、そこに関しては練習の方法でいくらでも改善することができます。

そこで、今回ご紹介するのが「フリードリブル」でのサッカーのドリブルの練習です。

フリードリブル練習とは

サッカーにおけるフリードリブル(Free dribble)とは、その名の通り自由なタッチで進むドリブルのことを言います。
やり方は様々ですが、その場でずっとドリブルをしたり、スタートとゴールだけを決めて後は自由に動きながらドリブルをしたりします。

フリードリブル動画集

Youtubeで少年サッカー系の動画を漁れば、ドリブルに育成の重点を置いたクラブチームの皆さんが行っている練習動画を良く見かけるかと思います。
例えばこちらの動画はボノス目黒さんの動画です。

こちらの動画はヴィヴァイオ船橋さんのプロモーションの動画です。
どちらのチームも個を重点的に鍛えているチームで、とても上手です。

フリードリブル練習のメリット

フリードリブルは、コーチの適切な声がけや意図を教えることで様々なメリットを得ることができます。

ルックアップ能力の向上

ルックアップ(顔を上げて周りを見る)能力が向上します。
理由は、顔を上げろとコーチが促してもなかなかできないものです。
しかし、この練習を行うと周りが見えてないと移動する際にぶつかってしまったりしてしまいます。
そうならないためにも、自然と自分達で意識して周りを見るようになり、それが技術の向上へとつながります。

ドリブルの移動方向のバリエーションの増加

単純にコーンドリブルやマーカードリブルを行っていると、どうしても意識はコーンやマーカーに集中してしまいます。
これらの練習だけでもドリブルは上手になるのですが、低学年の場合、知能及び経験が乏しいため、試合になるとどうやって動いたら良いか分からないといった状態となります。
そして場所の関係で縦にコーンが並んでいることが多いため縦の意識が強くなります。

そうするとドリブルでも横や後ろといった発想が生まれないため試合でもただ突っ込むみたいな感じになりがちなのですが、フリードリブルの練習を行うことで、横や後ろといったイメージを植え付けることが可能です。

想像力の向上

サッカーでは勿論反復練習も大事ですが、頭を使った練習も大事です。
フリードリブルでは、色々な状況をシミュレートして行えるため、この時はこのボールの持ち方、あの時はこういった交わし方など色々考えながらドリブルする良い練習となります。

これにより自らのドリブルのパターンが出来上がったり、それに伴った体の使い方などを学習することが可能です。

試合を意識したドリブルができる

上記のメリットを全てまとめると試合を意識したドリブル練習へとつながります。
ゆっくりしたドリブルの時はボールを運ぶ時の状況に、動きを早くした時は中盤移行の突破の際のかわす動きになります。

フリードリブルの練習メニュー

基礎となる方法はこちらです。

  1. スタートとゴールを設定します。(長さはフットサルコート半分くらいが理想)
  2. スタート位置に数列で子供達を並ばせ、合図と共に横一列がドリブルを開始
  3. ドリブル方法は、自由!右・左・前・後ろどこへ行っても良いが最後はゴールの位置へ移動

上記を繰り返すわけですが、スピードを変えることで試合を想定した様々な状況にすることが可能です。
いきなり自由にやって!っていうと面食らってしまいますので、まずはコーチがお手本をしてあげるとイメージが付きやすいです。

この練習を開始する前に事前にボールタッチの練習フェイントの練習などであらかた基礎を教えておくと説明しやすいです。

理想としてはジンガなのですが、なかなか低学年では難しいところでもあります。

フリードリブルの指導ポイント


顔を上げて周りを見る

このドリブルは、顔を上げて周りを見ることが大事です。
まだ足元が上手でない時は、最初はゆっくり歩く位のスピードで行わせます。
そして慣れてきたら徐々にスピードを上げて相手のプレッシャーがあると想定した動きへと変えていきます。

細かく沢山ボールに触る

そもそもボールのタッチ数が少なくしてドリブルは上手くはなれません。
低学年では理屈云々よりまずボールに触れることが大事であります。

何も言わないとスタートから一直線にゴールまで行ってしまうので、横・縦・後ろといった形で細かくボールに触って動き回ることを意識させます。

飽きさせない

これが一番大事で、やはりこれも例外ではなく何回もやると飽きてきます。
しかし、コーチの適切な声がけ、例えば

「もっと色々なフェイントが見てみたい!」
「凄い上手になったけど、もっと顔上げれるよね!」

みたいなポジティブな声がけが重要で、子供達のやる気へとつながっていきます。

終わりに

色々なメリットがあるフリードリブルの練習ですが、初心者の子供達には結構難しいです。
まずはボールタッチがある程度できるようになったら次の段階でジンガと一緒に練習させるのが良いかと思います。

そして自主練習でもこれは使えるので是非低学年の練習メニューに取り入れてみてください!

ドリブルで次々に相手を抜ける楽しさは、小学生の時しか味わえません。
だからこそ楽しい!といった感情が産まれてきます。

その楽しいというのが全てのエネルギーの源ですので、そういった感情を少しでも味わってくれたらなぁっと。
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2 件のコメント:

  1. 色々な動画見たり、勉強されているようですが大事な事に気づいていません。
    いくら真似したところで所詮はフェイク。
    本当のポイントを指導者が理解していなければなりません。
    個に重点を置いた場合は特に細かなポイントを注意してみる事ができるか?意図を伝える事はできるか?
    声掛けの部分も重要です。
    見たまま真似しているだけなのは紛い物です

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  2. なるほど~
    色々な考えがあるんですね!
    参考にさせていただきます!

    返信削除

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