コーチの人数としては、毎回3~4人いるのですがコーチ達で集まって方針を決めて練習!みたいなクラブチームのようにきっちり行っていないため子供達一人一人に練習中に声をかけることが出来ないのが現状です。
そこで、今回は人数が多くても簡単で効果の高い練習ができる「グリッドを使った全員で行えるメニュー」をご紹介したいと思います。
低学年での人数が多い問題点
練習メニューをご紹介する前に人数が多い問題点に触れたいと思います。
理解力の個人差が大きい
小学生はまだ知能が発達途中のため、教え方に工夫をしなければ練習の意図が通じません。特に低学年の子供達の発達は、同じ学年に前後3歳程の差があると言われており、その子供達が集まると理解できる子、出来ない子がはっきり分かれてしまいます。
また、サッカー経験がある子と始めたばかりの子では経験値が違うため、はじめたばかりの子は直感でイメージできないこともあります。
その状態で放置してまうと、間違った練習をしてしまったり、ついてこれなくサッカーが楽しくなくなってしまいます。
町サッカーチームなので、チームとして強くなり大会に優勝するというのがゴールではなく、サッカーを通して技術や集団行動など人として成長することがゴールなのであります。
そのため、出来るだけ全員が出来る練習が望ましいとされております。
眼が行き届かない
例えば20人の子供達を二人のコーチで見るとします。その場合、一人あたり10人となるわけですが、コーンドリブルのような場所をあまり取らない練習メニュー以外は全員をみるのは難しいものです。
飽きやすい
低学年の子供達はとにかく飽きやすいです。どんな練習が飽きやすいかというと以下のような項目があげられます。
- 動きが少ない
- 単調な練習
- 目的がわかりづらい
クーバー・コーチングのボールタッチなどは、大変優れた練習ではあるのですが欠点は動きが無いため飽きやすいのです。
他にもクローズドトレーニングの代表格であるコーンドリブルも同様ですね。
反復性のある練習は決まってこのような特徴を持っています。
また、言葉では説明しても何でこんなことやるんだろう…っていう疑問は常に子供達は持っていると思います。
その結果、集中力が切れてしまい練習の効果は下ってしまいます。
グリッド練習のメリット
これらの欠点を補ったのがグリッドを使った全員で行えるメニューです。
具体的には以下のようなメリットがあげられます。
具体的には以下のようなメリットがあげられます。
- グリッドという決められた場所で行うことでコーチ1人でも全体を見渡すことが出来ます
- 常にラインを意識した動きを身につけることが出来ます(限られたエリアでのボールの扱い)
- 子供達がある程度グリッド内で自由に動くことにより、単調になりにくくなります
- 汎用性があるため様々な練習に活用出来ます
要するに工夫次第では狭いスペースで大勢の子供達を一変に見れるというメリットです。
今回ご紹介するグリッドメニューの多くは動きながら行うものばかりです。
練習メニュー
ウォーミングアップ
ドリブル練習
パスの練習
ヘディングの練習
効果的な掛け声
ここでいう掛け声とは、サッカーを教えるといった指導の掛け声ではありません。
低学年において最初の説明だけでは意図した内容が伝わったとしても直ぐに飽きてしまう傾向が強いです。
そして子供達は褒められて伸びるものです。
親であればわかると思うのですが、厳しく叱った所でその後の行動は決して前向きにはならなく嫌々やることになります。
そこでオススメしたいのは子供達をやる気にさせる言葉です。
「あの子が上手いな~」
「上手い子が3人いるな~!あ、またひとり増えた!」
ポイントとしては、子供達を特定せずに褒めるということです。
こうすることで全員に自分が褒められている!?というふうに感じさせることが大切です。
終わりに
これらの練習は比較的簡単なルールで行えるため、チームに入りたての子がいた場合でも楽しく練習をすることが可能です。
何をやっても思い通りに子供達が動いてくれないな~っていう場合やつまらなそうにサッカーをやっているなぁって感じた時に是非今回ご紹介したグリッドメニューをやってみてください。
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