しかし、ある程度慣れてくると、どうしてもドリブル練習にしても、フェイントの練習にしてもマンネリ感が出てしまい、飽きやすい低学年の子供達は集中しない時があるのではないでしょうか?
そんな時にオススメするのが「ファルカンフェイント」の練習です。
ファルカンフェイントは、カッコよくて一見難しそうに見えるのですが、やってみると意外と出来てしまうフェイントです。
こういったフェイントに挑戦するということが子供達のやる気スイッチにつながります。
今回は、低学年でもできるようになる「ファルカンフェイント」の練習をご紹介したいと思います。
ファルカンフェイントとは
愛称ファルカン(本名:アレッサンドロ・ローザ・ヴィエイラ)で呼ばれたブラジルの左利きのフットサル選手が得意とする足技です。人の名前から出来たフェイントだけあって、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
狭いエリアでプレーするフットサルでは、交わした後直ぐにシュートをするのでよく使われるフェイントであります。
最近では、プロサッカー選手でもこのファルカンフェイントを使うことも多いそうです。(ネイマール選手が使っているのが有名ですね)
実際にファルカン選手が行っている動画はこちらです。
ファルカンフェイントからのヒールリフトですね。
ファルカンフェイントの良いところは、色々な技(フェイント)を組み合わせて使うことが出来る点です。
ファルカンフェイントのやり方
まずはTRICkSTAR5さんの動画を御覧ください。ファルカン選手が左利きなので左足での解説が多いのですが、今回は右足でのやり方を記載します。
- 少し股を開いた状態で右足の足の裏で自分の前を通すように反対側に転がします。
- 転がすと同時に左足を振り上げ外側から内側へとまたぎます。
- 振り上げた左足を地面につかずに転がってきたボールを足の裏で止めます。
- 左足で止めたボールを足元などに持ってきて次の動きたい所へ移動させます。
- その後は、右のアウトサイドで抜けてもいいですし、もう一度ファルカンをやったりと自由です。
試合での使い所
サッカーの試合では、サイドでボールを持った際の中へ切り込む時に使うと効果的です。練習方法
足裏でサイドへ動かすボールタッチ
大事なのは横へコロコロ動かせること。
というわけで、足裏でサイドへボールを動かすボールタッチの練習が有効です。
これを大きくしっかりと出来なければファルカンフェイントもできません。
これにまたぐという動作が加わったものがファルカンフェイントなわけです。
繰り返し反復練習
足裏でサイドへコロコロ動かせるようになったら、後は反復練習です。上記ファルカンフェイントのやり方の1~3まで行ったらその次に逆の足で1~3をやるという方法です。
こうすることでリズム感も養えてどんどん上達していきます。
後は実践あるのみです。
実践では、ファルカンフェイント後のアウトサイドで抜けるといったやり方が簡単だと思うのでそこまで出来るようにしておきます。
指導方法やコツ
ファルカンフェイントのコツはリズムをよくすることとスピードです。リズムが悪いと、またいだ足でボールを止めることが出来ません。
横へ動かすボールがゆっくりだとボールが晒される時間が長くなってしまうため、相手にすぐに取られてしまいます。
よってリズムよくボールと身体を動かさなければならないのですが、子供達は身体を左右に動かすことが苦手なので、事前にアジリティーを鍛えておくと良いかもしれません。
【アジリティ強化に最適!サッカーでのラダートレーニングの練習メニュー】
また、もう一つ大事なのが使い所、つまり相手をよく見ることです。
このフェイントはボールを晒して相手を揺さぶる所にポイントがあります。
ファルカン選手も使い所として多くは相手と対峙して止まっている時に使っていることが多いです。
ファルカンフェイントを行った時、相手のどこに重心がかかっているのか、どこに意識がいっていないのかプレー中にできることが成功へとつながっていきます。
ただ、低学年の子供達にそこまで求めるのは酷なので、まずはボールを見ながらでもできるようになることを意識させましょう。
終わりに
ファルカンフェイントは、相当練習しなければ緊迫感ある試合で披露するということは無いと思います。ではファルカンフェイントは覚える必要がないか?と聞かれれば、それは違うのではないかなと。
育成世代である小学生の時は、サッカーを楽しむことが大事です。
「楽しさ」には色々あり、難しいフェイントに挑戦し出来るようになるというのも立派な楽しさです。
こういったことを通し、成長させるには良いフェイントなのではないかなと思います。(実践で出来るようになれれば一番良いですけどね)
ちなみにこちらがファルカン選手のプレー動画です。
フットサルの神と言われるのも頷けますね(笑)
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