子供がそれに対して興味を持って取り組んでくれればよいのですが、子供は小さな大人ではないので世の中思い通りにはいきません。
きっと反抗期の子供は、
「何で勉強しなきゃいけないの!」
「何で自分ばっかり!」
「何で自分ばっかり!」
と嘆いていることでしょう。
そこでモチベーションアップには様々な方法があると思いますが、今回はポイント制度を導入した結果をご紹介したいと思います。
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動機づけとは
動機づけには大きくわけると「外発的動機付け」と「内発的動機付け」があります。
外発的動機付け
心理学の考え方で、動機付けには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」の二つがあるとされている。外発的動機付けは行動の要因が評価・賞罰・強制などの人為的な刺激によるものであるという考え方に対し、内発的動機づけは行動要因が内面に湧き起こった興味・関心や意欲によるものであるという考え方である。
一般的には、外発的動機付けの効果は一時的であり、人格的成長には必ずしもつながらないという見解があるが、外発的動機付けによって行動をしているうちに、次第に興味・関心が生まれ内発的動機付けへと変化していくこともあると言われる。
引用元:「外発的動機付け」とは | 用語集 | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
内発的動機付け
内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機づけられている状態のこと。動機づけの要因は金銭や食べ物、名誉など、外から与えられる外的報酬に基づかないものを指す。社会心理学者のデジによれば、内発的動機付けには有能感と自己決定感が強く影響するという。つまり人は、仕事をする中で「能力を発揮できている」という感覚がある時、また、「自分自身で目的を定め、計画を立て、実行している」という感覚があるときに、内発的動機を得やすいといえる。
引用元:「内発的動機付け」とは | 用語集 | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ
今回の動機づけの目的
現状の息子は、サッカーを何となく友達がそこにいるから日課のようにやっている状態です。
サッカーをやってもやらなくてもどちらでも良いといった感じですね。
サッカーをやってもやらなくてもどちらでも良いといった感じですね。
理想としてはサッカーが好きになったり、サッカーの目標に向かって行って欲しいのですが、今の息子の状態及び環境ではそれがなかなか起きにくい状況であり、それもまた押しつけだという意見もあるかとは思うのですが親としては出来れば内発的動機で主体性を持って取り組んでほしいのです。
それがサッカーを上達するうえでの一番の近道ですから。
そこで上記に記載されてある通り、外発的動機付けからの内発的動機付けへの移行を狙って最近の小学校でも利用しているポイント制度を導入してみました。
ポイント制度とは
ここでのポイント制度とは、子供が頑張った分だけポイントが貯まるシステムのことをいいます。
子供は最初に決められたルールに沿って頑張ることでポイントをゲットすることができ、そのゲットした内容は決められた内容と交換することが可能です。
これを運用する上で大事なものが可視化です。
頑張ったことに対する報酬が日々のグラフとして分かりやすく見えることで、やる気をアップさせたり、達成感を得たりするのに必須とも言えるべきものです。
小学校ではクラスメイトが頑張ったこと・友達に手伝ってあげたことなどをビー玉でどんどん貯めていくといった運用を行っていますが、ビー玉を用意するのも少し大変なので今回はGoogleのサービスの一つである「データポータル」を使い見える化してみました。
ポイントルール
今回実践したルールは以下となります。
- 1ポイント=1円と換算
- ポイントの使い道は自由(親の制約を受けない)
- ポイントに換算する内容は自分から追加することが可能
- 1つの内容に対し1~3ポイントの重みづけが可能
- 基本は自己申告(できた・できない) 1週間を振り返り、予定された内容に対し全て出来たら1つの内容に対し10ポイントのボーナスポイント
- 先週・前月よりボーナスポイント以外のポイントを超えることが出来たら100ポイントのボーナスポイント
- 連続で超えることが出来たら更に+10ポイント
ルールの狙い
基本は先程記載した内発的動機づけへの移行なのですが、更に詳細で狙った効果としては以下となります。
- 発想力の向上
- 継続力の向上
- コミュニケーション能力の向上
- お金の価値観の向上
ただ与えられるのではなく、自分の力でポイントに変えていき、継続することでより多くのポイントが得られるような仕組みにしました。
実際にやってみた結果
3ヶ月運用した結果をご報告しますと、狙った効果としては明確的に出たのは「継続する動機づけ」の効果は出たと思います。
勉強に関しては、ポイントを上回る程のやる気の無さに試行錯誤の真っ最中ではありますが、毎日のボールタッチや体幹トレーニング、そしてプロテインを飲むなどは継続してできるようになりました。
ただ、少し形骸化してきたため、自らもっと貯めよう!っていう気が起きてはないような気がします。
頭の片隅にはあるみたいなので、たまに自分から「今何ポイント?」と聞いてくるので意識はしているかと思います。
ちなみに息子はポイントが溜まったら直ぐにフォートナイトに課金しちゃいますね…
課金ほど無駄なことはないのでお金の価値観の植え付けは失敗に終わっております。
終わりに
今回の方法は今どきのITサービスを駆使して勉強がてらに見える化をしましたが、難しければ100均などで同じことが可能です。
思い通りの結果が得られなくても、親子で楽しくやってみてはいかがでしょうか?
尚、反響が大きければ具体的なやり方についてもご紹介したいと思います。
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