今回ご紹介するのは抜くドリブルの話です。
ドリブルで対戦相手をメッシやクリスティアーノ・ロナウド、そしてネイマールのように抜くというのはサッカー少年なら誰しも憧れるものです。
そして一生懸命に有名選手のフェイントを真似て練習をするわけですが、真似をするに当たり格好良いフェイントも確かに良いのですが、観て欲しいところはステップです。
メッシもネイマールも素晴らしいフェイントも勿論するのですが、相手タイミングをずらし逆をつき簡単に抜いているシーンが多く見られます。
そのタイミングをずらす際のステップに今回は注目してみたいと思います。
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ドリブルで大事なポイント
ドリブルで大事なのはいくつかあります。
- 視線を上げる
- 相手の逆をつく
- 抜いた後を速くする
- 間合いを保つ
これらの要素はどれも大事なのでありますが、一番大事なことは相手の逆をつくことです。
全ては相手の逆をつくことから始まります。
その逆をつくにあたっての最初の行為がステップなのです。
ドリブルのステップ
ドリブルのステップにはいくつか種類があります。
- バックステップ
片足で下がる場合や、両足を使って下がるステップの場合もあります。
目的は相手との距離を開けること、そして相手を誘いだすことです。
ドリブルは近すぎると足を出され直ぐに取られてしまいますので相手から離れる際によく使われます。
また相手を誘い出し来た所を交わすといったフットサル的な抜き方も可能です。- 反発ステップ
進行方向と逆に足を付き、そのついた足を最初の一歩として触ると同時に進みます。
このステップは無理な体制ではなく、良い体制のままスピードに乗ることができるので相手に取られにくいという特徴が挙げられます。- シザースステップ
クリスティアーノ・ロナウド選手が得意とするフェイントです。- サイドステップ
ディフェンスの1対1で使われるイメージが多いかもしれませんが、ドリブルのときも使うステップです。
具体的には、相手を交わした後のステップに取り入れたり、ボールを運ぶ際に懐深くボールを持ち、引きずる用にボールを持つステップに使います。
空踏みとは

空踏みとは、ステップにて相手のタイミングをずらし一瞬で抜き去る技術のことを言います。
イメージとしては、通常のステップだと
トン・トン・トン・トン
という形ですが、これが空踏みを入れた場合、
トン・トン・ト・トン
といったリズムとなるわけです。
人は一定のリズムの場合、合わせることが簡単です。
しかし、緩急を効かした分かりづらいタイミングは合わせるのが難しく、リズムが合っていない状態から急にスピードをあげられると、タイミングがズレ抜きやすくなります。
これが空踏みのメリットです。
なお、日本では、ドリブルデザイナーこと「岡部将和」さんが有名ですね。
イメージとしては、通常のステップだと
トン・トン・トン・トン
という形ですが、これが空踏みを入れた場合、
トン・トン・ト・トン
といったリズムとなるわけです。
人は一定のリズムの場合、合わせることが簡単です。
しかし、緩急を効かした分かりづらいタイミングは合わせるのが難しく、リズムが合っていない状態から急にスピードをあげられると、タイミングがズレ抜きやすくなります。
これが空踏みのメリットです。
なお、日本では、ドリブルデザイナーこと「岡部将和」さんが有名ですね。
空踏みの練習方法
止まってステップ
まずは、ボールを足元に置いた状態で、片足でのステップを用いたフェイントの練習を行います。
- ボールを足元置き、片足でステップを踏みます。
- ステップは自由ですが、意識するところは足を上げてステップをしている方の足の角度をしっかりと内側に入れるところです。
- アウトサイドでのカットインや縦へのインサイドのダブルタッチをイメージしてステップを踏みます。
- このとき、顔はなるべくボールを観ないで視線を高く保ちます。
空踏みステップからのダブルタッチの練習
その場で出来るようになったら少し動かしながらの練習です。

- 決められた間隔の間を空踏みで進みます。
- 出来るようになったら最初のタッチを少しアウトロール気味でタッチします。
二人一組でのタイミングを見て交わす練習
- 二人一組を作り2m位離れます。
- ボールを持っている方は、ボールを止め片足でステップ踏みます。
- ステップの際はカットインや縦へ抜くというイメージの元アウトサイド・インサイド両方行けるように行います。
- ボールを持っていない子は、タイミングを観て足を出しボールを取りに行きます。
- ボールを持っている子は取られないように相手の逆をつき移動し、その後縦にドリブルします。
- 交わすだけが目的ではなく、縦にその後抜けるというのがポイントです。
コーンを使った空踏みからの交わす練習
- コーンを真ん中に置き、そこを中心とし、5m位離れた対面の列を作ります。
- 進む方向と逆側の足でボールを運びます。
- コーンのところまで来たら空踏みステップでフェイントを掛けカットインを行います。
- カットイン後、縦にドリブル突破をします。
- アレンジとしては、カットインではなくて反発ステップでダブルタッチをするパターンや逆足での空踏みのステップを取り入れます。
- 応用としては、対面の相手と同じタイミングで進みお互い逆をつく練習を行ったります。
- 大事なポイントとしては、顔をあげることです。
1対1
- サイドラインからの1対1を行います。
- 引きずる用に遠い方の足で運びカットインか縦に抜くように1対1をします。
- 大事なのはボールを止めないで動かすことです。
- カットインして止まり、また縦へ向かったり相手の動きを良く観察し逆をつくのがポイントです。
- 応用として、中に人を置き、2対1を行うことで、より試合に近い実践的な形となります。
終わりに
空踏みはフットサル独自の動きではなく、サッカーでも非常に大事なステップです。
特にサイドの選手は、1対1の攻防が多いため縦へ抜けるか中へカットインするかの判断が大切です。
そのためにも空踏みは覚えておいて損はしない技術ではないでしょうか。
ぜひ練習してみてください!
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