鬼ごっこには相手を騙したり逆を突いたりとアジリティの要素を多く使うため非常に高い効果を得られる練習メニューの一つです。
単純に鬼ごっことして取り入れても効果は高く、鬼ごっこが上手な子は周りを見たり逃げるためにフェイントを掛けたりします。
また、初めて体験に来る子いた場合、その子は不安でいっぱいなはずです。
そんな時にアイスブレイク的役割を果たすのが誰もが楽しめる「鬼ごっこ」です。
しかし、皆が皆、意識を高く鬼ごっこの中に潜む「周りを見る」という要素に気がつくかと言えばそうではありません。
単純に遊ぶだけで終わるといった形となりうるのです。
そこで、今回は低学年でも高学年でもウォーミングアップに取り入れても良い、少しの手間で鬼ごっこが格段に意味のある練習となる「強制的に視野を広く使わないと出来ない鬼ごっこ」をご紹介したいと思います。
練習方法
- 5~7人で1チームを作ります。
- フラフープのような輪っかやラインカーで円を作れればベストですが無かったらコーンで代用します。
- 鬼を2人決め、残りの人数から2個減らした円またはコーンを設置します。
- 以下のルールで実施します。
- 鬼はコーンにタッチしている人にはタッチできません。
- 逃げている人が同じコーンに触っている人にタッチすると、コーンに触っていた人は交代し、別のコーンに逃げなければならない。
- 鬼にタッチされると鬼を交代する。
- 同じ場所へ連続で戻ってはこれない
ポイント
鬼が二人いるので、逃げる人は常に2人の鬼を意識しなければいけません。
また、コーンで待っている人も鬼の位置や逃げている人の位置を確認し準備しておかなくてはいけません。
これらの要素をコーチの声がけで意識させるのです。
応用
慣れてきたら、このルールの本で片足ケンケンでしか移動してはダメというルールにしたり、逃げている人がタッチで交代しなければならないルールを廃止し、5秒たったら別のコーンに行かなければならないという制約をつけることで、より周りを見ながら動かなくてはいけないルールとなります。
終わりに
何気ない鬼ごっこでも少しの工夫で色々なことが出来ます。
そのためにはコーチ達の声がけが必要不可欠ですので「何を意識させるか」を念頭に楽しくウォーミングアップを行ってみてはいかがでしょうか。
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