初年度は息子が年長であったため、あまり全面に出るようなことは無かったのですが、1年生になり人数も20人以上と増えたこともあり、徐々に練習を全面的に観るようになりました。
短いようで長かった3年という月日でありましたが、その中でもいろいろ気がついたことがあります。
今回は低学年の試合や練習を見て気がついたことをご紹介したいと思います。
気がついた内容
勝ちにこだわった所で盛り上がるのは大人だけ
今は学年全体の方針として「コーチは勝ちにこだわり過ぎるな、プレーヤーファーストで」と監督から指示があるので、徐々にではありますが子供達にフォーカスを当てた運営が浸透してきたのですが、当初は1年生で毎回勝ちにこだわって毎回試合に出れないという状態が続いておりました。
確かにそれを行うとメダルを取れる確率はあがったのかもしれません。
しかし、ベンチにずっといた子にとっては頑張ってもないメダルなので大事にすることもないでしょう。
そして喜ぶのは保護者とさぞ自分が取らせたかのように勝ち誇るコーチだけであります。
コーチ達の言い分は決まってこんな感じです。
- 勝つことで子供達の自信に繋がる!
- 勝たなきゃチームに人が来ないから強いチームになるためには勝たなきゃいけない!
- 大会は全力でいかないと!
試合に出れない子は、サッカーを楽しむことを覚えるという一番大事な低学年の段階で試合という最大の楽しみを取ることとなり、今後頑張ろうという気持ちを割く結果となるわけです。
低学年では全員が出て頑張るという基本的な楽しみだけで良い気がするのは私だけでしょうか。
優秀選手賞はご褒美である。サッカーの上手さで決めるべきでない
大会に参加すると1チームに対し優秀選手賞が渡される場合があります。
だいたい1チーム2名くらいですね。
そして、優秀選手はコーチ達が選んで決めるわけです。
優秀選手の決め方は色々あると思います。
だいたい1チーム2名くらいですね。
そして、優秀選手はコーチ達が選んで決めるわけです。
優秀選手の決め方は色々あると思います。
- たくさん点を取った子
- 一番うまかった子
- 一番走った子
- 一番ディフェンスを頑張った子
上記のような選び方をすると毎回同じ子になる傾向があります。
低学年のうちは技術より身体能力が物を言うため、目立つ子はチームの中でも身体能力が高い子です。
しかし、他の子も本人なりに頑張っているのだと思います。
確かに目に見えて必死な子とそうでない子の差は観れば歴然です。
しかしながら、「育成」という視点では欲しければ頑張れという観点より、試合の中での良い所を1つでもあれば、そこがいつも以上に出来たから優秀選手といった形のほうが良い気がします。
そうすることで次もっと頑張ろう!っていう前向きな気持がうまれるのかなと。
なので基本は全員にまわるようにするのが良いと思います。
学年で1番上手い子は年々変わる
サッカーをやっている親ならどうしても気になるチーム内順位。
ほとんどのチームはこの順位によって試合に出れる出れない、またはAチームBチームといったチーム分けがされるからであります。
子供達も自分の置かれている順位には敏感でそれぞれ何番目かな?といったことも考えるでしょう。ほとんどのチームはこの順位によって試合に出れる出れない、またはAチームBチームといったチーム分けがされるからであります。
そもそもこの1番上手いという定義自体が人それぞれで重視している所が違うため曖昧であります。
なので1番という定義自体が本質からかけ離れているのですが、それを差し置いても1番上手いという子は必ずいるものです。
低学年の上手い子の特長としては、以下のようなことがあげられます。
- 足が速い
- 体が大きい
- 頭の回転が早い
足元が上手でも無く、トラップが上手でもなく負けない体と足さえ速ければ目立つため試合で重宝されるわけです。
が、それが通用するのは3年生あたりまでですね。
2年生から徐々に練習して足元が上手になってくると体の使い方が変わり動き方が変わってきます。
そうなると何が一番変わるかと言うとプレースピードです。
出来ることの範囲が広がるため、子供達なりのイメージ通りのプレーが出来るからです。
なのできちんと練習をしていれば心配なくいつか上手くなりますので大人は温かく見ているのが一番です。
強いチームは年々変わる
これも「学年で上手い子は年々変わる」と同様な理由なのですが、それ以外にも理由があります。
それは「チームの移籍」です。
どの町サッカーチームも共通している問題がチーム内のレベルの格差であります。
セレクションが無い町サッカーチームでは低学年の場合、初めてサッカーをする子と練習を頑張っている上手い子が一緒になってサッカーを行うこととなります。
そうすると試合はチームを分ければ問題ないのですが、普段の練習ではほとんどのチームがレベル分けを行わないため、その子達が一緒の場で練習することになります。
ドリブル練習などは問題ないのですが、パス練習や複数人の練習になると上手い子の練習が出来ないような形になってしまいます。
そして、よりより環境を求めチーム移籍となるわけです。
セレクションのあるチームは2・3年生から行っている所が多いため、丁度この時期に人が移籍するため、以前強かったチームも上手い子が1名抜ければ戦力が大幅ダウンとなるため勝てなくなるのです。
それは「チームの移籍」です。
どの町サッカーチームも共通している問題がチーム内のレベルの格差であります。
セレクションが無い町サッカーチームでは低学年の場合、初めてサッカーをする子と練習を頑張っている上手い子が一緒になってサッカーを行うこととなります。
そうすると試合はチームを分ければ問題ないのですが、普段の練習ではほとんどのチームがレベル分けを行わないため、その子達が一緒の場で練習することになります。
ドリブル練習などは問題ないのですが、パス練習や複数人の練習になると上手い子の練習が出来ないような形になってしまいます。
そして、よりより環境を求めチーム移籍となるわけです。
セレクションのあるチームは2・3年生から行っている所が多いため、丁度この時期に人が移籍するため、以前強かったチームも上手い子が1名抜ければ戦力が大幅ダウンとなるため勝てなくなるのです。
チームメンバーは変わり都度練習はリセットが発生する
人の入れ替えは少なからずあると思います。
チーム移籍や引っ越し、そして新しくサッカーを初める等です。
コーチ達は子供達の様子を見て練習メニューを考えているかと思います。
ある程度上手くなったら次はこれを取り入れてみようといった感じですね。
しかし、新しい子が入ってくるとまたその子に合わせた練習をしなければいけません。
そうならないためにも全体のレベルを見据えて、上手い子は上手い子同士で出来るようにコーチ達が調整しなければならないのが大変ですね。
ただ、これをやるかやらないかで子供達のモチベーションにも影響するため練習メニューを考える時は人によるパターンを作っておくと良いです。
ただ、これをやるかやらないかで子供達のモチベーションにも影響するため練習メニューを考える時は人によるパターンを作っておくと良いです。
コーチの雰囲気次第で子供達はいくらでも変わる
コーチの距離感として理想なのは、「友達ではないけど先生・親でもない、その間に属する人」であると思っております。
このバランスが大変で、友達よりになってしまうと話を全く聞かなくなり、逆に先生寄りになってしまうと、怖さや怒られたくないため言われたまま機械的に動くようになってしまいます。
怒るコーチが居ると一番わかりやすく空気が変わりますね。
静まり返り言われたとおりに行う。
それにより自分達のリズムも作れない状態となり試合に負け、さらに怒られる。
こういった負の循環にならないためにも練習以外の会話が大事なのかなと思います。
上手く行ってないと思ったら、まずは基本の挨拶から始めてみてはどうでしょうか?
良い雰囲気の目安としては子供達が話しかけてくれることだと思います。
先を急いでも意味がない
「試合に勝ちたい」「サッカーを教えたい」「戦術を含めた練習をしたい」というコーチ達の気持ちが先走り年代にあっていない練習をしてしまうことがあります。
大人と子供は考える力が違うため、難しい練習を組み込んでしまうとついてこれなくなります。
その場合、砂いじりや話を聞かないといった行為になってしまうため、意味のないものとなってしまうでしょう。
また、練習のための練習をすることとなり効率も悪くなります。
なので、基本楽しい分かりやすい練習メニューを心がける必要があります。
自分の子は基本は放置が良い
パパコーチをやる上でもっとも悩む課題が自分の子供でしょう。
家ではお父さん、サッカーではコーチ。
父親も子供も言葉では分かっているつもりですが実際は難しいものです。
コーチとして教えているつもりでも、自分の子供は父親に叱られていると感じ、言うことを聞かないといった経験をお持ちでないでしょうか。
私が思ったのは、言えば反発するし甘えてきたりもするので、サッカーに関しては子供から聞いてこない限り放置で良いと思います。
ただし、練習が終わった後に「どうだった?」くらい声を掛けるコミュニケーションを取っておけば後々お互い関係性に慣れてくることでしょう。
もし注意する内容があるならば違うコーチにお願いするのも一つの手ですね。
もし注意する内容があるならば違うコーチにお願いするのも一つの手ですね。
話を聞かない子も聞くようになる
低学年の子供達は基本的には興味がなければ話は聞いてくれませんよね。
遠くをボーッとみたり、砂いじりしたり・・・
工夫次第ではある程度はカバーできるのですが、親としてみたらカバーされるより自分で気がついて欲しいと思うわけです。
しかし、そのうち誰もが話を聞くようになるので怒らずにじっと我慢が良いですね。
怒った所で何も始まりません。
しかし、そのうち誰もが話を聞くようになるので怒らずにじっと我慢が良いですね。
怒った所で何も始まりません。
自分も楽しもう
人に教えるとなると色々と大変です。
特に子供達に教えるのは子供達が分かる言葉で話さなければいけません。
それには子供達目線で物事を考えなければいけません。
そして普段の子供達が何で盛り上がっているかも重要ですね。
そういったことは子供がいるパパコーチだからこそ出来る内容であります。
子供達に分かる説明ができるということは仕事でも役立つ能力です。
パパコーチをやってあげているという発想ではなく、一緒になって成長していくといった発想が大事なのかなと思います。
終わりに
パパコーチをやっていると自分の子供が思い通りに頑張ってくれればやってよかったぁ~って思えるのですが、なかなかそうならないパターンが多いと思います。
ボランティアのパパコーチですが、練習メニューからチーム内のいざこざや保護者の対応、そして子供達の対応など、結果的に全て背負わなければならず大変な作業です。
ただ、パパコーチをやることで後悔だけはしないためにも頑張って欲しいですね!
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