場所を変えるとサッカーが楽しくなる!?人工芝コートでのサッカー - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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2017年11月30日木曜日

場所を変えるとサッカーが楽しくなる!?人工芝コートでのサッカー

町サッカークラブでの練習は大抵近隣の小学校のグラウンドや体育館を借りて練習するのが一般的ですよね。
小学校のグラウンドは、必ずしもサッカーに適したグラウンドではなく、砂利や風で土がむき出しで変形した地面などがほとんどであります。

そのピッチでの練習は、転ぶと擦り傷になったり、地面が凸凹しているためボールコントロールが難しかったりして環境的に良いとは言い難いです。

そういった状況でたまには普段練習しているグラウンドではなく、フットサルコートを利用して人工芝でやると子供達は大喜びします。

今回は人工芝でのサッカーについて色々記載したいと思います。

人工芝のサッカーコートとは

人工芝のサッカーコートとは、その名の通り人工芝で作られたサッカーコートのことです。
主に競技用で使われる人工芝の構造は、下記の通りです。
人工芝は下地の布(基布)とそれに貼り付ける芝糸(パイル)で構成される。基布の下にクッションとなるアンダーパットを敷くことも多い。同じくクッション用として珪砂やゴムチップ(温度上昇対策としても)が充填されているものもある。現在、販売されているのは以下のような種類である(例外も存在する)。引用:人工芝 - Wikipedia 最終更新 2017年11月27日 (月) 11:37

競技用の人工芝には、大きく分けると以下の3種類が存在します。

  • ショートパイル人工芝
  • ロングパイル人工芝
  • 砂入り人工芝

この中で、サッカーで使用するタイプの多くはロングパイル人工芝です。

ロングパイル人工芝

20世紀末に新たに開発されたもので、パイルを従来のものより長くしてその間に充填剤を表面上には見えない程度に詰める。
充填材を多層構造にするものもある。クッション性に優れており天然芝に近い性質を持つが、施工に手間がかかる分、価格が高い。

メンテナンスは充填材のコンディション維持に手間が掛かる一方、初期性能を維持しやすいメリットもある。
充填材がある為、巻き取ることは不可能、充填材の重量があるので収納することはできない。
スポーツイベント以外の使用時は上にシート養生をする。サッカー・ラグビー場で使用されるのは専らこちらとなるが、アメリカンフットボールや野球場でも多用されている。
引用:人工芝 - Wikipedia 最終更新 2017年11月27日 (月) 11:37
最近は、天然芝よりコストが低く収まる人工芝が人気でフットサルコートを始め多くの屋外の施設で利用されています。

人工芝と他のグラウンドでの比較


人工芝比較表
項目 人工芝 天然
ボールの弾み イレギュラーしやすい ボールが良く弾む あまり弾まない
ボールの滑りやすさ 普通 滑りやすい 滑りにくい
天候 雨の日は、水たまりが出来やすい
強風時は砂が舞う
雨の日は、水たまりが出来にくい
風の影響が無い
ただし、熱が表面にこもり熱くなる
雨の日は、水余りがやや出来にくい
風の影響が無い
怪我のしやすさ 怪我をしやすい 怪我をしづらい 怪我をしづらい
サッカーシューズ 土がつく 人工芝がつく 特になし
トレーニングウェア 土がつきシミになりやすい 人工芝が付き取りづらい
コロコロ必須
特になし

人工芝のメリット

ピッチコンディションが良い

上記の比較表をご覧になると分かるのと思うのですが、人工芝の特徴としては天候などの外部環境に影響されにくく怪我をしづらいといったものとなっています。

一部の情報では、「人工芝は怪我をしやすい」「体への負担が大きい」ということが言われておりますが、順天堂スポーツ健康科学研究の報告によれば
公式戦同等の試合を人工芝で実施した場合,筋損傷の程度は天然芝と類似するが,土よりも小さくなることを示している. 引用:人工芝ピッチにおけるサッカーの試合が筋損傷に及ぼす影響
と言われており、思う存分駆け回ることが出来ます。
滑らなければ転んでも擦り傷ができにくいため、子供達はすぐに倒れたりして楽しんでプレーすることでしょう。

ボールタッチが上手く出来る

ピッチコンディションが良くボールがイレギュラーしないため、土のグラウンドよりボールが簡単に扱えます。
また、シュートも少しボールが芝で浮いているので強いシュートができ、ちょっと上手くなったかも!?という感覚になってくれるため、喜んでサッカーをするようになります。

人工芝の発がん性について

2014年アメリカのNBCテレビが女子サッカー選手のがん発症(主としてリンパ腫や白血病などの血液がん)と人工芝用ゴムチップとの関連性について報じたのをうけ、2016年2月から米国環境保護庁(EPA)等は、人工芝用ゴムチップの安全性に関して調査研究を開始しました。
サッカーでは、ゴール前の攻防が一番激しく、ゴム屑が宙に舞う。グリフィンさんは「この黒い屑は発がん性物質に違いない」と考え、調査を開始、病気になったほかの大学のサッカー選手たちの記録をつけた。38人が治療を受け、うち34人がゴールキーパーで、すべてががんと診断されていた。血液性のがんであるリンパ腫や白血病が多かった。 引用:「人工芝に発がん性物質」米政府調査 サッカーのゴールキーパーに患者続出: J-CASTヘルスケア
この情報だけを見れば日本では大丈夫なのか!?って思ってしまいますよね。
人工芝=危険という方程式がなりたってしまうかもしれません。

人工芝の復旧に伴いクラブチームで多く使われているため、今の子供達にとっては人工芝は身近にあるものです。

この問題に対して、国立医薬品食品衛生研究所 生活衛生化学部が平成29年6月30日に発表した内容がこちらです。

本研究においては、国内で流通する人工芝グラウンド用ゴムチップの成分分析を実施し、ゴムチップ中の金属や化学物質の含有量を測定しました。各物質について最適な分析条件を検討し、ゴムチップに含まれる多くの物質を測定するよう努めました。

その結果、これまでのゴムチップに関する学術論文で報告されているよりも多くの種類の物質について実態を把握することができました。

さらに、各物質の濃度についてゴムチップの由来製品(材質)や色別に比較を行い、考察しました。
米国の報道では、人工芝グラウンド用ゴムチップと血液系のがんとの関連性が指摘されていました。
本研究で分析対象とした物質のうち、ヒトで血液系のがんを誘発する十分な証拠がある物質にはベンゼンがあります。

今回の調査により、ベンゼンについては定量下限値未満であることが明らかになりました。

また、現時点においては、海外のゴムチップに対する評価は概ね健康リスクが無視できるとしているほか、本研究で調べた範囲では、諸外国及び本邦においてこれまで、人工芝グラウンド上で競技する人や作業する人にゴムチップに起因する健康被害が生じたという学術報告は確認されていません。 引用:人工芝グラウンド用ゴムチップの成分分析及びその発がん性等に関する研究結果について

必ずしも上記の研究結果が全てではないのですが、アメリカで起きた事象が解明されない限りは、まだまだ健康を害するリスクとしては残っています。

疑いの目をかければいくらでもかけることが出来るためです。

大事なのは、情報の重要度・影響度を大人が適切に把握し子供達が被害を受けないように導くことだと思います。

今回の事象に関しては、世界的に調査しており続々と「健康被害に関しては問題無い」という報告が多数上がっております。

なので、個人的には問題ないという報告を信じて気持ちよく子供を送り出そうと思っています。

終わりに

町サッカークラブでは、どうしても小学校の施設を借りている都合上、授業参観や運動会といった学校の行事で施設が使えなく練習ができないときがあります。

普段、土のグラウンドで練習をしている子供達にとっては見た目も綺麗な人工芝というのはとても新鮮であり魅力的な場所であると思います。

多くのフットサルコートは、子供のみの利用だと利用料を割り引いてくれるため、例えば2時間コートを借りたとしても人数次第では1,000円以下に収まります。

きっと体験すれば、サッカーが楽しくなると思うので是非、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
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