初心者でも上手になれる動きながらのトラップの練習方法 - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2017年10月22日日曜日

初心者でも上手になれる動きながらのトラップの練習方法

サッカーを習いたての子供達であるあるなのが「転がってきたボールをただ蹴る」といった行為です。
確かにボールを遠くへ飛ばすということはとても爽快で気持ちが良いものですが、サッカーというスポーツはキックベースとは違い遠くへ飛ばすだけではダメで、きちんとパスを繋いだりドリブルしたりしなければなりません。

そこで大事なのが「トラップ」です。
初心者の方は最初は何でもかんでも足の裏でトラップを行いがちですが、サッカーは動きながら行うスポーツなので足の裏だけでは次への動作が遅くなることがあります。

しかし、動きながらのトラップはとても難しく特に初心者の方は苦労すると思います。

よって、今回は初心者の方でも上手になれる動きながらのトラップの練習方法についてご紹介したいと思います。

トラップとは

トラップ(Trap)とは、手以外の体の一部を使ってボールをコントロールする技術のことをいいます。
思い通りにトラップすることが出来ることによって次のプレー速度が増し、ボールロスト率が減りプレーの質が格段に向上します。

動きながらのトラップのメリット

動きながらボールをトラップすることの最大のメリットは、より早くボールをコントロール可能となるのがあげられます。

ボールを迎えに行くことでその場で待ってトラップするより早く次の動作に移れるためです。

例えば柿谷曜一朗選手のトラップです。


見事なファーストタッチですね。
ここまで正確に出来ると一瞬でシュートまで持っていくことが出来ます。

動きながらのトラップが難しい理由

プレーの質が向上すると上記に記載したわけですが、思い通りのトラップというのは簡単ではありません。

ボールが跳ねてしまう

高いボールであったり、低くて速いボールが来たりもします。
それを瞬時に判断し、最適な場所にトラップするという技術は、止まっていても難しです。
よく言われるインサイドのトラップは、トラップする時に少し引けっていう方がいますよね。

止まっている時はそれでも良いかもしれませんが、インターセプトを狙った時などは自身も全速力で動いている中でトラップする時に足を引けというのは少し無理な気がします。

なので、向ってくるボールをトラップする時はボールに対して力の向きが反対となるため、ボールが反発してしまい遠くへ行ってしまうということがよくおきます。

後ろに反らしてしまう

特に低学年の子供達で一番多いのがトンネルパターンです。
ボールを迎えに行くまでは良いのですが、動きながら足の裏でトラップしようとするためタイミングが合わなく後ろに反らしてしまいます。

また、インサイドトラップをしようとするまでは良いのですが、ボールの下よりに足がいってしまい、これまたボールを反らしてしまいます。

動きながらのトラップの練習方法

まずはこの動画見てみましょう。
非常に丁寧に説明されております。


ただ、ここまで丁寧に教えても良いのですが、どうしてもチームで練習する場合は個々に指導することが出来ません。
また、大事なのは失敗し、個々で改善する力を養うことです。

よってここではチーム及び個人で反復できる練習メニューをご紹介します。

インサイドキックのリフティング

基本的なインサイドトラップを動きながら行うには基礎となる股を開くという動作が必要となります。

そこでまずは基本となるインサイドキックのリフティングです。
ボールを投げ、インサイドキックでボールを上げ、手で取るという動作の繰り返しがインサイドキックを向上させます。
ポイントとしては、取るのを意識するより蹴る場所を意識させることです。

しっかりとインサイドに当て、ボールを高くあげるということを伝えればよいでしょう。

対面パス


反復練習には対面パスが一番良いです。そこまで広い場所も必要もなく全員が行うことが出来ます。

基本的なやり方としては6人一組くらいのグループを作り、対面で並びパスを出したら走って向かえの列に並ぶだけです。

バリエーションも豊富で、サッカーの基礎となるパスアンドゴーの練習にもなります。

指導ポイントは、ボールを良く見てタイミングを合わせることです。
その際に、次の一歩の所へボールを出すと動きながら足に吸い付いたトラップが出来るようになります。

そのためには、インサイドトラップだとしたらボールがインサイドに当たる瞬間に力を抜くことです。
力むと余計な力が入りボールが反発してしまうので、足首だけ力を抜きボールの力を吸収するようなタッチでトラップすると良いでしょう。

終わりに

トラップにはコツはあっても教えれば誰でも出来るようになるなんてことは、まずありえません。

何回もチャレンジしよりよいトラップになるため努力をし続けるしかありません。
でも上手に出来るようになればきっと違いを出せる選手になっていることでしょう。
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