サッカー名鑑を熟読していると聞き、息子も仲良くなるためにサッカーの本が欲しいと言い始めました。
これはまたとないサッカーが好きになってくれるチャンス!ってことで、どうせなら字が読めない本を買うよりは、写真解説やDVD解説がのっている本が良いなと思い、今回チョイスしたのがこの「クーバー・コーチングキッズのトレーニングメニュー集ボールマスタリー34」であります。
自分ひとりで読む!っていう所まではいかなかったのですが、パパコーチをしている私でも参考になるボールタッチが多かったので、今回はこの本についてご紹介したいと思います。
本の目次
本の目次は以下のようになっております。
- Chapter 1 トータップ
- トータップ
- トータップ&ステップオーバー
- トータップ&90度回転
- トータップ&スラップ
- トータップ&ステップステップオーバー
- Chapter 2 スライド
- スライド
- リズムスライド
- トータップ&スライド
- ビハインド・スライド
- スラップ、スライド&インサイドタッチ
- Chapter 3 プルプッシュ
- プルプッシュ
- プルプッシュ・インサイド
- プルプッシュ・アウトサイド
- プルプッシュV・インサイド
- プルプッシュV・アウトサイド
- プルプッシュV・インサイド&アウトサイド
- プルプッシュV&ステップオーバー
- 片足ビハインド・プルプッシュ
- 両足ビハインド・プルプッシュ
- Chapter 4 カットドリブル
- 片足カットドリブル
- 両足カットドリブル
- 両足カットドリブル・2タッチ
- 両足カットドリブル・イン・アウト
- 空中カットドリブル
- 両足カットドリブル・イン・イン
- 両足カットドリブル・アウト・アウト
- 両足カットドリブル&ステップオーバー
- ウィップ
- Chapter 5ボールウォーク
- ボールウォーク
- リズムボールウォーク
- ボールウォーク・フォア
- ボールウォーク・バック
- ビハインド・ボールウォーク
- Uターンドリブル
- 指導者・保護はsのためのキッズ指導Q&A
- キッズの指導で大切なこと
- キッズ年代に適したボール
- 個を育てる技術①
- 個を育てる技術②
クーバー・コーチングとは
1970年後半、オランダ人指導者ウィール・クーバーが、革命的なサッカーの指導法を開発しました。もともと彼は、当時のプロの試合から見えてくる、技術の欠落したプレースタイルに満足していませんでした。ファンを魅了するには、テクニックを生かしたサッカーが確立されなければならないと考え、その為に個人技術を磨く指導に至りました。
当時のクーバーの指導は、ボールマスタリーや1v1テクニックの指導をメインに行うもので、スタンレー・マシューズやヨハン・クライフ、ペレのようないつになっても色あせない、優れた動きをする選手のプレーを見習うように選手達に促すものでした。そうして1984年、ウィール・クーバーの考えに触発され、アルフレッド・ガルスティアンとチャーリー・クックが「クーバー・コーチング」を設立しました。
現在、30カ国以上で活動をしています。 引用:クーバー・コーチングとは - クーバー・コーチング・ジャパン
補足しますと、世界的に有名なクーバー・コーチングでありますが、日本でも全国各地でスクールが開かれております。
スクールの特徴としては、
- Skill Up(個人の技術を最大限に伸ばす)
- Super Technique(スーパースター達のテクニックが身につく)
- Rule(子供1人にボール1個が原則)
- Program(サッカー選手の基礎をつくる綿密なプログラム)
- Step by Step(こどもの発育に合わせたStep by Stepの練習メニュー)
- Instruction(各自のペースにそった指導で、上達が実感できる)
また、これだけでなく「自分自身で考え」て、「素早く判断」し、「表現をする」という所にも充填を置いているのが素晴らしいです。
この本は、そんなクーバー・コーチングが執筆している練習本なのです。
ボールマスタリー
この本にはボールマスタリーとは以下と定義されております。
ボールマスタリーとはボールを自在に操る能力を身につけるためのトレーニングのことです。このトレーニングを継続して行うことでボールをタッチする時の感覚(ボールフィーリング)が身につきます。
ボールフィーリングとは「どのくらいの強さでタッチすると、ボールがどのくらい移動するか?」や「足のどの部分でタッチすると、どの方向にボールが移動するか?」という感覚のこと。
方向や強さが正確なキックやファーストタッチ、ドリブルができる選手は、必ずこの間隔をつかむことが出来ています。
ボールマスタリーのトレーニングは、足の裏やインステップなど足の色々な部分を使い、単純な動きの簡単なトレーニングから、動きの種類を2つ、3つ合わせて複雑で難易度の高いトレーニングまで、たくさんのバリエーションがあり、技術を磨くには絶対に欠かせない個人のスキルアップメニューです。
ボールマスタリーの効果
ボールマスタリーの効果は大きく分けると以下の3つにあげられます。
- 柔軟性のアップ
- コーディネーション能力の向上
- 正確なボールコントロールの習得
ここで上げられている以外に実際にチーム内で小学1年生から2年生の間、毎回10~20分程練習をさせておりますが、足元の技術はもちろんのことパスなどの他の動き方をやらせてもボールマスタリーの効果は確実にでており、行っていない年代と比べるとできるようになるのが格段に早いです。
レビュー
この本は、主にU-6からU-10位の年代の練習が中心となっているのですが、サッカー教室のような初心者の子供達が来るような場では難易度は、かなり高めのものとなっております。
上級生になれば出来ることは出来るのですが、リズム良く正確にはなかなか難しいものです。
なので実践するならば繰り返し行うことが上達の近道となることでしょう。
また、この本は子供心をくすぐるようなチェックシートがついており、それが出来る・出来ないで単調になるボールタッチの練習が面白いものへと変わることもあります(息子は
1回出来ると飛ばしてしまいますが…)。
どちらかと言えば子供達というよりかは、子供と一緒になって練習する親向けのものにも見えます。
特に指導Q&Aなどは、なるほど~と感心させられるようなものがのっているので是非パパコーチなどは一読しておくべきでしょう。
ただし、教えるとなるとある程度見本にならなければならないので、練習が必要かもしれません(笑)
ただし、教えるとなるとある程度見本にならなければならないので、練習が必要かもしれません(笑)
終わりに
この本以外にも、ジュニアサッカークーバー・コーチング キッズの一人でできる練習メニュー集ボールマスタリー45【DVD付】もあります。
まずはきっちりと初心者用のこの本をやってみて、是非基礎となるボールマスタリーをやって基礎力をあげてみてください。
継続は力なりとは、まさにこのことできっとチーム内で活躍できることでしょう。
やる気さえアレば自分一人でもこの本を片手に自主練習が出来ると思います。
まずはきっちりと初心者用のこの本をやってみて、是非基礎となるボールマスタリーをやって基礎力をあげてみてください。
継続は力なりとは、まさにこのことできっとチーム内で活躍できることでしょう。
やる気さえアレば自分一人でもこの本を片手に自主練習が出来ると思います。
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