プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジの世代ではボールにどれだけ触ったか大事であります。
その為、練習メニューを考える際は、出来るだけボールに触れる用に配慮しつつメニューを作っていきます。
例えば、シュート練習で一列に並んで順番に蹴っていくという練習は、待ち時間が長く効果的ではありません。それならコーンでゴールを増やし代用するなど工夫すれば良いですね。
逆にボールタッチ系の練習は、全員がボールを触れているので質としては良いのですが、飽きやすいです。
ただ、サッカーは1人でボールを扱っているだけのスポーツではありません。
基礎としてパスやトラップも練習しておかなければなりません。
パスやトラップは1人でやるものではなく、2人以上でやるのがより試合に近づいた練習が出来るものです。
そこで発生するのが2人1組での練習です。
しかし、子供達にとってこの2人1組を作れと言われると仲の良い友達と組もうとしますよね。
そうなった場合必ず溢れてしまう子がいます。
丁度偶数の時は良いのですが、奇数になった場合コーチと一緒にやるわけですが、大抵毎回同じ子が1人余ってしまいます。
そういった時に行う方法と子供達の動きをご紹介したいと思います。
サッカーでの2人1組ペアのシチュエーション
サッカーでの2人1組の練習は、主にパスやトラップ、そしてボールキープ(1対1)の練習であります。先程申し上げたとおり、一斉に行えて、ボールを沢山触れる練習が効率が良いので、対面パスであった場合は、横一列に並び行うが効率的です。
そして1対1のボールキープの練習では、毎回相手を変えていると時間がかかってしまうので2人1組を作り固定で行ったほうがペア同士問題点を修正できるため練習には良いです。
2人1組で余ってしまう原因
基本的に余ってしまう原因は奇数なわけですが、ここでは余ってしまう子が毎回同じになる主な原因を述べたいと思います。
仲の良い友達が居ない
2人1組と言われた時に子供達が何を思うかというと、
- 仲の良い子とやりたい
- サッカーの上手な子とやりたい
といった所です。
パターン的には、最初に上手い子のところに群れ、上手い子が仲の良い子を選びそこから各自拡散していくパターンです。
拡散した際に仲の良い子が居ないとポツンと眺めているだけになります。また、その分ペアを組むのが遅くなり溢れてしまいます。
話を聞いて無く行動が遅い
低学年の子供達は個人差があるにせよ話を聞かない生き物です。
そういった子は必ずと言って良いほど行動が遅いです(話を聞いてないので当たり前ですが)。
そうすると奇数なので溢れてしまいます。
指導方法
基本的には、子供達が余るのが嫌だったら自分から積極的に動くように声をかけます。
わざわざ仲の良い子や上手い子の所に毎回行く子は、
「隣の子でも良かったのでは?」
と。
話を聞いて無く行動が遅い子には、
「話をよく聞いていれば早く見つけにいけたんじゃない?」
と。
自分達で考え解決出来るように促すのがポイントです。
2人1組の配慮方法
とは言ったものの、低学年ではそう簡単ではありませんよね。
毎回1人だと可哀想です。
そこで、組決めは以下のような方法で行います。
2列に並ばせ横でペア
要はランダムで人を変えれば良いわけです。
なので取り敢えず適当に2列に並ばせ横に居る子と組ませると上手くいきます。
ただ、これだけだと子供達も直ぐに気がついて並び方で揉めだすので、2列にしておいて前後で組ませるとか、どうなるか分からないように工夫します。
途中でペアの交代
少し効率は悪いのですが、途中でペアを交代させ、ペアなんて誰でも良いんだよという事を学ばせます。
大事なのは「相手ではなく自分がいかに練習して上手くなること」です。
これを感じてないと必ず人のせいにします。
終わりに
理想と言えば子供達が自ら考えて動いて欲しいのですが、サッカースクールは学校ではないので、必ず耐えなければ行けない…というわけではありません。
楽しくなければ意味がありません。
これに支障が出るようならコーチ達が正しい声がけと程よいフォローで子供達の成長を促すのがよいと思います。
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