小学校低学年でも出来るアウトサイドキックの練習方法 - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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2016年12月16日金曜日

小学校低学年でも出来るアウトサイドキックの練習方法

アウトサイドキックとは

サッカーでは、各足の部分で蹴る場所に名前が付いており、大きく分けると

  • 「トーキック」
  • 「インサイドキック」
  • 「インステップキック」
  • 「アウトサイドキック」
  • 「インフロントキック」
  • 「アウトフロントキック」
  • 「ヒールキック」

などになります。

この中で、アウトサイドキックは、サッカーの試合の中ではあまり頻繁に使われるキックではありません。
ただ、ここでのキックとはパスやシュートと言った分類であって、アウトサイドはドリブルを含めれば意外と多く使います。

また、アウトサイドキックで蹴るボールの軌道は、インサイドキックやインステップキックと違い、蹴った正面から外方向(約90度)の方へ行きます。

そんなアウトサイドキックの蹴り方とコツ、そして試合での使い所についてご紹介したいと思います。

アウトサイドキックの蹴り方


アウトサイドキックは、インサイドキックの反対と思うかもしれませんが、実際はもっと複雑な技術です。
蹴り方としては、足の外側でボールを蹴るわけですが、具体的な脚の場所を言えば、足の外側の中指、薬指、小指のあたりに当てます。
また、短い距離や長い距離を蹴る時に蹴り方が若干変わってきます。

アウトサイドキックでのロングボール

強く軸足を踏み込み大きなスライドで蹴ればアウトサイドキックでも遠くへ飛ばせます。

アウトサイドキックでのロングボールのコツ


  1. 蹴った後振り抜くのがポイントです。擦るように蹴ればアウトフロントキックとなり、外回転のボールが飛んでいきます。
  2. 足首を固定して蹴る
  3. ボールへの足の当て方を意識する(アウトサイドキックは、ボールに力を渡しづらいのでどういった軌道のボールを蹴りたいかによって蹴る場所を変える必要があります)

アウトサイドキックでのショートパス


足首のスナップで弾くように蹴ります。これにより相手ディフェンダーは意表を突かれカットされにくくなります。

アウトサイドキックでのショートパスのコツ

  1. 膝下からの動作素早く行うと相手に取られにくいです。
  2. イメージとしては、アウトサイドのドリブルで交わす動作の延長ですね。とにかく素早くです。
  3. コントロールが難しいのですが、きちんとボールに対し、インサイドキックのように当てる面積を確保出来ればある程度はコントロールすることが可能です。

練習方法

リフティング(アウトサイド)

全ての基本のリフティングから始めます。
この練習でどこに当たればどのようなボールになるかの感覚を体に染み付かせます。

最初は、投げて一回アウトサイドで蹴ってキャッチといった形で行い、慣れてきたら連続、そして歩きながらのリフティングに変えていきます。

アウトサイドキックのパス

対面でのアウトサイドキックでのパス練習もあるかとは思うのですが、実際試合中では、相手を背負ったりしてプレッシャーの中で行う事が多いです。
フリーでのパスは敢えてアウトサイドキックで蹴らなくてもインサイドキックで蹴れば良いですからね。

なので試合を意識した形で練習する方が効果的です。
例えば下記の動画のような二人組の対面でキックする方にコーンを置き、トラップをしコーンを追い越してアウトサイドキックでパスのような練習が良いです。


この練習は、試合ではスルーパスや細かいゾーンでのショートパスで利用することができます。

試合での使い所

シュート

アウトサイドキックでのシュートは意外と多いです。
理由は、シュートをフリーで打つ機会は、試合中はなかなかありません。
相手を背負いながら、または競い合いながらいち早くボールに触り、シュートをすることを意識してボールを追いかけている時は体制を気にしている暇はありません。

足を伸ばして先に触って尚且つ強いシュートをするとなるとアウトサイドキックが最適な場合が多々あります。

例えば、直近で言えば、2016年FIFAクラブワールドカップ準決勝でのカリム・ベンゼマ選手の先制点とかですね。


パス

パスもシュートと同様ですね。
モーションが読みづらい為、敵にカットされる確率が低くなります。
となると、ラストのスルーパスや、狭いレンジでのショートパス、それに相手を背負った時のポストプレーなどで効果的ですね。

まとめ

小学校低学年では、一般的なアウトサイドキックと言われている強いパスやシュートを打つ練習をするくらいなら基本的なインサイドキック、インステップキックの練習をしたほうが良いでしょう。

ただ、それでも試合では必要になる場面があるため、蹴り方だけは覚えさせて損はないかもしれません。
高学年になってくるにつれ、体つきもしっかりしてくるため強いキックが出来るようになります。その際は、練習メニューに付け加えて一歩進んだレベルアップを目指しましょう。
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