ジュニア世代でのトーキックの指導方法 - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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パパコーチをやっている人の少年サッカーのサッカートレーニングブログであります。 日々の練習や試合について記載しております。

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2016年11月4日金曜日

ジュニア世代でのトーキックの指導方法

低学年の子達がよく使うサッカーの蹴り方の一つである「トーキック(トゥーキック)」というものがあります。
トーキックで蹴っていると小学生では「下手!」「ダサい!」とか根拠のない言い合いをよく目にしますね。昔から
そんなトーキックについてのメリットデメリットや試合での使い方、そしてジュニア世代のトーキックの治し方について記載したいと思います。

トーキックとは

サッカーでのトーキックとは、足のつま先(英語:toe)で蹴るキックのことを言います。

蹴り方

トーキックの蹴り方は、軸足をやや後ろの方に起き、ボールの中心をつま先で蹴ります。

メリット・デメリット

メリット

  • 強いボールを蹴ることが出来る
  • モーションが少ない

ボールに当たる面積が少ないため、上手く中心を捉えれば少ない力で強いボールを蹴ることが出来ます。
例えるならビリヤードみたいなイメージですね。

デメリット

  • コントロールが難しい
  • 怪我をしやすい
  • 低学年だと癖になりやすい

ビリヤードの玉を最初から上手に突くことが難しいように、もっと大きなサッカーボールの中心を蹴ることは難しいため、コントロールが困難です。

そしてつま先で蹴るため、発展途上の小学生達は怪我をしやすく、下手をすれば爪が剥がれたり骨折してしまうもととなります。

よくある怪我のシーンとしては、地面をつま先で蹴ったり、ルーズボールでの取り合いなどです。
ルーズボールの取り合いは特に危険で、直ぐに蹴りたがる小学生は、そこに考えは無くただ思いっきり蹴ります。
その際相手がインステップ、自分はトーキックでのぶつかり合い…
突き指してもおかしくないですよね。

後は、一度トーキックでのシュートを覚えるとその威力から癖になり、その他のインステップやインサイドのキックが出来なくなるということです。

子供たちは利き足のみでボールを触る傾向があるので、トーキックだけしか使えないと利き足の逆にボールが行った場合シュートがとんでもない方向に行ったり、わざわざトーキックで蹴るため思いっきり回り込んだりします。

もちろんパスもトーキックです(笑)

試合での使い所

試合で使うとしたら、やはりシュートですね。
モーションが少なく強いシュートが打てるので狭い所を抜いていきトーキックシュートが理想です。
フットサルでは、よく使われているパターンですね。

指導ポイント

全体的には特にトーキックを練習するといったことは行いません。
理由は敢えて低学年の子供たちにリスクの多いトーキックをやらせるメリットが無いからです。

ただし、現在使っている子供たちには、それとなく違う蹴り方を勧めます。
頭ごなしにダメ!って言うよりかは、練習で誘導していくほうが前向きに取り組んでくれるからです。

ジュニア世代のトーキックの治し方

では、どういった方法で治すかといいますと、パスの練習は必ずインサイドキックで蹴らせるようにします。
これでパス=インサイドキックみたいな方式を刷り込ませるわけです。

でもこれだけだとシュートはいつまでたってもトーキックのままです。

ドリブル練習

そんな時は、ドリブル練習から入ります。

トーキックをよくする子の特徴として、ドリブルやリフティングをする時、つま先が上を向いている傾向が見られます。

なのでその傾向を治させるため、まずはドリブルをする際、基本的な足を立ててドリブルさせる動作を徹底させます。
足を立てるというのはつま先立ちみたいな姿勢でドリブルするということです。

これはサッカーのドリブルの基礎でもあります。
足を立てることにより素早いタッチが可能となり相手を交わせるわけです。

インステップのリフティング

ドリブル練習と併用して行うと良いのがインステップのリフティングです。
トーキックでシュートを打つ傾向のある子は必ず足を曲げてつま先でリフティングをしようとします。

それだとコントロールが物凄く難しくうまく出来ません。

正しいインステップのリフティングを行うことで強制的にインステップの蹴り方を学ばせます。

まとめ

以上、色々記載しましたが、低学年のうちは出来るだけトーキックはさせないってのがポイントですね。
怪我をしてからでは遅いので・・・

それとなくドリブル練習やリフティング練習でトーキックよりインステップなどの方が良いんだよってことを子供たちを批判しないで指導していただければなぁって思います。
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